お別れ会を開催するメリット|開催時の注意点もあわせて解説!

お別れ会を検討し始めたものの、「お別れ会って何のためするのかよくわからない」と、感じている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、お別れ会を開催するメリットを解説します!お別れ会を検討している人は、ぜひチェックしてくださいね。

お別れ会を開催するメリット

お別れ会を開催するメリットは、主に以下の3つです。

  • 故人の希望に合わせた自由な形式で開催できる
  • 準備に時間がかけられる
  • 参列者を幅広く招待できる

故人の希望に合わせた自由な形式で開催できる

お別れ会を開催する最大のメリットは、故人の希望に合わせた自由な形式で、心ゆくまで故人を偲べることです。

お別れ会には決められた形式はなく、プログラムからBGM、装飾まで自由に決められるので、故人や遺族の希望を自由に取り入れたお別れ会がおこなえます。

準備に時間がかけられる

お別れ会は、亡くなってから2週間〜2ヵ月以内に開催する場合が多く、じっくり時間をかけて準備ができることもメリットです。

お別れ会の準備では、開催場所や演出、料理などさまざまなことを選び、決めていく必要があります。

時間に余裕を持って準備ができる分、満足度の高いお別れ会を開催できるでしょう。

参列者を幅広く招待できる

葬儀へ参加できなかった方を幅広く招待できることもメリットの1つです。

近親者だけで家族葬をおこなった場合や遠方のため葬儀に参加できなかった方を招いて、故人との最後のお別れをする機会を持ってもらうことができます。

お別れ会開催時の注意点

お別れ会を開催する際には、以下のことに注意が必要です。

  • 主催者の意思・企画が問われる
  • 遺族の意向に寄り添う姿勢は絶対
  • 費用管理には要注意

主催者の意思・企画が問われる

自由な形式で開催できる反面、主催者の意思や企画力が問われます。

コンセプトから当日の演出まで具体的に決める必要があるため、明確なイメージがないと計画が難航するかもしれません。どのような会にしたいのか、主催者側で十分な話し合いが必要です。

遺族の意向に寄り添う姿勢は絶対

故人の友人や知人がお別れ会を主催する場合、ご遺族の意向に寄り添う姿勢は絶対です。

ご遺族と話し合わずに計画を進めると、後日トラブルになる恐れがあります。ご遺族の意向に沿ったお別れ会になるように心がけましょう。

費用管理には要注意

開催場所や食事の内容、招待する人数などによって金額は大きく変わってくるため、費用管理には注意が必要です。

利便性や格式を重視して有名ホテルで開催するケースも多いですが、費用はどうしても高額になってしまいます。費用にも考慮しながら、会場や内容を検討しましょう。

会場ごとのメリット・デメリット

お別れ会は、さまざまな場所で開催できます。会場ごとのメリット・デメリットを見ていきましょう!

セレモニーホールのメリット・デメリット

メリット

実際の葬儀がおこなわれるセレモニーホールは、設備やスタッフがそろっていることがメリットです。

計画・進行がスムーズで、宗教色の強い会や無宗教の自由な会など、幅広いお別れ会に対応できるのも魅力です。また、ほかの会場よりも比較的安い費用で開催できることもメリットといえるでしょう。

デメリット

収容人数や駐車台数に限りがあるため、大規模なお別れ会には不向きです。多くの参列者を招待する予定のある方は、事前に収容人数を確認しましょう。

また、セレモニーホールという性質上、葬儀場の雰囲気が強く、食事も葬儀用のものが用意されることがほとんどです。華やかなお別れ会を希望する方は、会場選びに注意が必要です。

ホテルの宴会場のメリット・デメリット

メリット

ホテルが会場となる場合、交通の便が良いことや駐車場の収容台数が多く、駐車無料サービスもある場合も多いので、参列者が来場しやすいのがメリットです。

ホテルならではの質の高いサービスや、華やかな料理で、参列者をおもてなしすることができます。

大人数を収容できる会場もあるので、会食をおこなう大規模なお別れ会にも最適です。

デメリット

高品質なサービスや豪華な料理を提供するため、ほかの会場よりも費用が高額になります。

また、ホテルは結婚式などのお祝いごとにも利用されるため、お焼香や読経などの宗教的な儀式やご遺骨の持ち込み、喪服の着用を禁止しているところも少なくありません。

多目的ホールのメリット・デメリット

メリット

多目的ホールのメリットは、お別れ会の規模や演出に合わせて適切な会場を選べること。大小さまざまなホールがあるので、少人数でアットホームなお別れ会から大規模なお別れ会まで開催可能です。

費用もそれほど高くなく、公営のホールであれば、より安く借りられるという魅力もあります。

デメリット

多目的ホールは、専門のスタッフが配置されていないことがデメリットです。

そのため、演出に使う機材の手配や参列者への案内などは、すべて自分たちで対応することになります。

また、利用する場所によっては、ホール内での飲食が禁止されている場合もあるため、食事をする場合は、別の会場を手配する必要があります。

飲食可能なホールであっても、料理の手配やテーブルのセッティング・片付けまで自分たちでおこなわなければならず、主催者の負担が大きくなることもデメリットです。

レストランのメリット・デメリット

メリット

ホテルを利用するよりも予算を抑えながら、おいしい料理で参列者をもてなすお別れ会ができます。

また、貸切りの場合が多いため、会場の装飾や演出の自由度が高いこともレストランでお別れ会を開催するメリットです。参加者との距離も近く、アットホームな雰囲気のお別れ会となるでしょう。

最近は、お別れ会の専用プランを用意しているレストランも増えており、プランを利用すれば主催者の負担を減らすことができます。

デメリット

レストランでのお別れ会は、お焼香や読経、遺骨の持ち込み、喪服の着用を禁止しているところがほとんどです。

また、駅から近いレストランでは駐車スペースが少ない場合もあるので、参列者には公共交通機関で来場してもらう必要があります。

自宅のメリット・デメリット

メリット

自宅開催のメリットは、会場に足を運んだり、スタッフと連絡を取り合ったりする必要がなく、自分のペースで準備ができることです。

会場側の都合による制限をかけられることもないため、完全にプライベートな空間で心おきなく故人を偲ぶことができるでしょう。

デメリット

招待できる人数が限られることがデメリットです。一般的な家庭であれば、多くても10人程度が限界でしょう。

また、自宅が会場となるため、準備から当日の料理の手配、演出、片づけなどのすべてを主催者がおこなうことになります。

過度な演出やおもてなしは負担が大きくなるため、無理のない範囲で考えることが大切です。