【お別れ会事例集】バスで行く母の思い出巡り

お母様が大好きだったホテルのランチブッフェを食べながら、偲ぶ時間を設けることは決めていたご長男。

しかし「ホテルだとフォーマル過ぎて、偲ぶことをメインにできないような気がするため食事とは別で時間を設けたい」というご要望に、ホテルに向かうお時間でお母様のゆかりの地を巡るバスツアーをご提案しました。

さらに、冠婚葬祭でもなかなか顔を合わせることがなかったいとこにも集まってもらうことになっていたので、お母様だけでなく、お母様の姉妹にゆかりのある地を巡ることに…。

待ち合わせは、新宿駅西口交番前。久しぶりに会ういとこ、初めて会う甥、姪たち。お母様のお別れ会は、ご親族の自己紹介からスタートしました。

まずはお母様姉妹が生まれ育った家があった場所、道玄坂へ。

お母様にまつわる地だけでなく、母の姉、父の妹など、いとこたちにもゆかりのある地を組み込みました。

移動中には、その当時の様子や、時代背景を綴った映像を上映。昭和の激動の時代をたくましく生き抜いた親御さんへの感謝の気持ちを共有する時間を設けました。

映像が終わる頃、お母様の姉の出身校である大学の前へ。ここで一端バスを降り、お別れセレモニー会場へ向かいます。

続いては会場は、大学の横にある会場のチャペル。お母様の思い出の品の前では、懐かしい記憶が蘇って思い出話が尽きません。

お別れのセレモニーの冒頭はお母様のヒストリー映像を上映。思い出と共に一人ずつ献花をおこない、あらためて「ありがとう」と感謝を伝えました。

最後に向かったのは、ご長男が生まれた病院。その病院はお父様の妹が看護師になるために研修に通っていた場所でもあります。

皆さんとStoryはここでお別れ。改めて両親たちが残してくれたものへの感謝、そして親族という絆を再確認するバスツアーになりました。

その後ホテルのランチブッフェを楽しみながら話が尽きない和やかな時間を過ごし、途絶えていたいとこたちとの時間を埋める、思い出深い一日となりました。