「大勢の方に来てもらうより、親しい人同士で語らってほしい」。
そんな故人の言葉から、大切な人たちを招いて行われた小さなお別れ会。 マイホームでガーデニングをするのが夫婦の夢だったというお話から、一軒家の古民家を改装したカフェを貸し切りました。
献花は、故人が好きだった薔薇を祭壇に挿す形式。薄桃色の薔薇の花ことばは、「感謝」と「温かい心」です。
故人の好物だった蟹のパスタをご用意。長い闘病生活の中で、思い出深い食事だったそうです。
メモリアルスペースには、仕事関係の書籍が並びます。
食後はそれぞれの想いをメッセージボードに書き込み、祭壇に飾りました。
「仕事の時の母のことを知ることができて良かったです」
閉会の挨拶で、ご子息が語った言葉。母として、妻として、同僚として、友人として。故人のさまざまな一面を、お別れ会でわかちあうことができたのではないでしょうか。
(記事提供:Story)