【お別れ会事例集】一周忌を迎えた偉大なる師を偲ぶ

80歳を越えてもなお、医師として現場で患者様と向きあい続けた故人様。飽くなき探究心や何事にも屈しない精神力が手本となり、多くの弟子たちが師と仰ぎました。

そして今、故人様への感謝の想いを持った方がここに集まり語り合う会となりました。場所は、故人様も学会を開催したことのある思い出のホテル。

祭壇は故人様が好きだったユリをふんだんに使用し、気品あふれるものにしました。

故人様が書いた数多くの著書、最後まで使用していた聴診器など、思い出の品の前では皆様が足を止めて、初心にかえるかのように真剣に目を通されていました。先人の研究があるからこそ今があると、改めてその古い著書が教えてくれているようです。

献奏で送られた曲は、故人様が好きだったシャンソンを弦楽四重奏で。

とにかくグルメで、豪快に食べ、豪快に飲み、会話をする方だった故人様の周りには、常に多くの方が集まっていたそうです。

会でおもてなしした料理は、故人様が大好きだったフロマージュの盛り合わせからスタートし豪華フレンチが並びます。主催者様が故人様のお好みにあわせワインもセレクトされました。

故人様のヒストリー映像、思い出のエピソードが語られるたびに、「先生らしい」と皆様が頷き、笑顔がこぼれる温かなひとときになりました。

故人様が残された「人や物事に対する熱き思い、心情や心意気」であるダンディズムは、教え子や仲間に受け継がれ、さらに未来につながっていくことでしょう。

また、参加されたお孫様方にとって、この会が、お祖父様が生きた証に触れ、つないでくれたご縁に感謝される機会となりました。